Web面接でカンペ見るとバレるの?面接を乗り切るにはどうすればいい?
コロナの影響もあって採用の時はWeb 面接を始める企業が一気に増えてきました。
通常の面接とは違って遠隔のため、なかなか慣れない点が多いことでしょう。
また面接となればカンペがあると楽でいいと思うかもしれません。相手の質問に早く返答できたり、考えてきたことを簡単に発信できます。
ですがそこに大きな落とし穴があるんです…!
Web面接でカンペを見ると、実は結構バレるんですよ。ではこんな時面接を乗り切るにはどうすればいいのか、徹底的に解説していきます。
Web面接でカンペ見るとバレる?【理由は3つある】
結論から言うと Web 面接でカンペを見ると、かなりの確率でばれます。理由は次の3つです。
- 面接官と視線が合わなくなるから
- 質問によって返事の速さが変わるから
- 熱量が伝わりにくい
一つずつ見ていきましょう!
①面接官と視線が合わなくなるから
最大の要因はこれです。対面形式の面接の場合はカンペがないため、面接官以外に視線を合わせるモノがありません。
ですがカンペを用意してしまうと、カンペばかりに目がいってしまい、面接官からすれば「この人は適切なコミュニケーションが取れないんだな」と感じてしまいます。
今Web面接で落ちる理由として、このアイコンタクトの問題が多いんです。
来た質問に対しての返答をカンペから探そうとすると、画面越しで目が文章を追っている様子が丸見えですよ。
一般的な面接とは違ってコミュニケーションを取りづらいのですが、お互いに同じ空間にいない以上は対策しないといけないんですよね。
②質問によって返事の速さが変わるから
カンペでWeb面接を乗り切ろうと考えている人の多くは、カンペの内容に頼りきってしまって、イレギュラー的な質問が来た時、答えの出しにくい質問が来た時で、対応スピードに差が出てしまいます。
「あなたの強みは何ですか」「これまでで最も感動した体験は何ですか」などはカンペを見てすぐに答えられても、深堀りされた時で言葉に詰まる可能性があるんです。
「では深堀されたとき用のカンペを用意すれば良いのでは…?」と思うかもしれませんが、結局そのカンペを視線で追うことになり、面接官にバレてマイナス評価を受けます。
どんな質問にも素早く対応できるように、日頃からさまざまなことに興味を持って、適切な情報収集を心がけるのが得策ですね。
③熱量が伝わりにくい
対面であれば表情の変化や声のトーン、その他細かい仕草や所作を見たうえでも判断してもらえます。
一方Web面接の場合は画面越しになるため、どうしても熱量や熱意が伝わりにくいんですよね。何か声を発しても、面接官に伝わるのは音声の信号です。
気持ちが伝わりにくいため、思い切って自分自身を表現するのがポイントです。少しやりすぎなくらいがちょうどいいんです。
人は感情で動く生き物ですから、画面越しだろうと面接官の気持ちをグッと掴めるコミュニケーションが重要になりますよ。
その他のWeb面接での注意点7つ
Web面接でのカンペについては「用意しないほうがいい」と何となくお分りいただけたと思います。
ただカンペ問題はいいにしても、その他の準備は怠っていないでしょうか?対策が抜けているところはないでしょうか?
ここではWeb面接のカンペ以外で、気をつけておきたいことを7つ解説しますので、Web面接本番前にチェックしておきましょう。
- Web面接の流れを押さえておく
- 自分の言葉で面接官に表現する
- 画面に視線を合わせる
- 回線接続はよく確認する
- 面接場所に気を配る
- 逆光対策をする
- カンペを作るにしてもガン見はしない
①Web面接の流れを押さえておく
当たり前ですが、面接では時間に余裕を持って臨みましょう。面接前にしておくことは以下の5つです。
- トイレで用を済ませておく
- 服装に気を配る
- 定刻の5分前までには全ての準備を終わらせる
- 事前に共有された資料があれば全て目を通しておく
面接が始まってからトイレに行かれてしまったら、面接官はその分時間を奪われてしまいますし、服装がなってないとマイナスな印象に繋がりかねません。
あらかじめ資料が配布されたのであれば、全てのページ目を通してメモをし、質問を受ける際に素早く対応できるようにしましょう。
諸々の準備はWeb面接開始の5分前にはすませておいて、滞りなく終えられるようにしましょう。
②自分の言葉で面接官に表現する
カンペを用意すると、自分自身の感情をどうしても表現しにくいです。自分の言葉で面接官に表現しましょう。
自身の長所や短所などはすぐに答えられるかもしれませんが、質問の答えが難しくなると答え方も工夫しなければいけません。
先ほど解説したように、「この会社に入社したいんです!」という気持ち、熱意が伝わるように言葉を選んでいきましょう。
③画面に視線を合わせる
採用面接で重視されるのはやはり「コミュニケーション」です。Web面接だろうと同じこと。
画面上に映った面接官の目を見て、「今私はあなたの話を聞いていますよ」「面接官とコミュニケーションを取ろうとする意思がありますよ」という気持ちを伝えるよう意識してください。
④回線接続はよく確認する
最近ではWeb会議ツールの「Zoom(ズーム)」を使って採用面接をする企業が多いのですが、回線が悪くなってコミュニケーションを取りにくい事例が出ています。
利用者が多い分、回線が悪くなることは想定できますが、スムーズな面接をしたほうが、面接官側にも良い印象を与えやすいです。
そのため回線接続にも注意を払っておいて、面接当日は滞りないようにしておきましょう。
接続テストを済ませるのもアリです。ご友人や遠くにお住いの親戚の方と繋いでみて、回線に問題がないかチェックしてみるのも良いですね。
⑤面接場所に気を配る
新型コロナウイルスの蔓延に伴う外出自粛、およびWebのウイルスにも感染しないよう、面接は自宅で実施することが多いです。
ご自宅で面接するとなれば、生活感が相手の面接官にも丸見えになるため、しっかりと相手からの見え方も配慮しないといけません。
床がゴチャゴチャっとしていたり、モノが散らかっている様子を映してしまうと、それだけでもマイナス評価に繋がります。
真っ白な壁を背景にするなど、清潔感を演出できる工夫が必要ですね。
その他、Web面接を実施する場所については以下の記事でも詳しく解説します。ぜひあわせてご覧ください。
Web面接やスカイプ面接をする場所はどこがいい?自宅以外はNG?⑥逆光対策をする
忘れがちですが"逆光"対策も忘れずに。逆光状態だと顔が真っ暗になり、画面越しの面接官は表情が読み取れないんです。
表情が読み取れないとなれば熱意が伝わりにくくなりますし、面接は不利に進んでしまいます。
面接を有利にするためにも光が部屋に入る位置に注意し、カーテンを締めたり面接場所を変えたりするなどの対策を講じましょう。
⑦カンペを作るにしてもガン見はしない
今回 Web 面接でカンペを作るのはお勧めしないと述べましたが、完全否定まではしません。
カンペを作るにしてもガン見はせず、必要最低限の情報だけを紙などに書いておいて、本番に臨みましょう。
カンペのガン見がバレれば熱意が伝わりくくなりますし、やはり不利になります。
今後もWeb上での面接は長期化する見込み…
コロナ感染拡大の防止に伴って、緊急事態宣言が2020年4月上旬から発令されています。
さらに5月末まで延長の方向になり、今後もさらに続くとの見込みもあります。緊急事態宣言が解かれたとしても、Web面接を実施する企業は増えることでしょう。
となれば今後の転職では、Web面接も視野に入れて対策しないと、不利になるかもしれません。
転職を成功させるためにも、周到な準備が必要になりますね。
まとめ~カンペなしでWeb面接に臨もう!~
今回はWeb面接で用意したカンペはバレるのかについて、詳しく解説してきました。とにかくバレますので、カンペの用意はおすすめしません。
どうしても作りたいのであれば、せいぜい最低限の内容にとどめましょう。
最後に今回の内容を簡単にまとめます。
<Web面接で用意したカンペがバレる3つの理由>
- 面接官と視線が合わなくなるから
- 質問によって返事の速さが変わるから
- 熱量が伝わりにくい
<カンペ以外で注意すべき点>
- Web面接の流れを押さえておく
- 自分の言葉で面接官に表現する
- 画面に視線を合わせる
- 回線接続はよく確認する
- 面接場所に気を配る
- 逆光対策をする
- カンペを作るにしてもガン見はしない
面接ではカンペは用意せず、ご自身の言葉で表現できるよう、綿密な対策を練りましょう!