【2019年最新版】事務職の転職に役立つ資格とは
「実力の証明になるから、転職に有利な資格を取っておきたい」と思っていませんか。
新卒の就職よりも、即戦力が期待される転職。採用担当者にとって即戦略かどうかを面接で30分話すだけで見極めることが至難の業と言ってもいいでしょう。
もし実力を証明できる資格が何かあると、「この人を採用したら少なくともこの業務をこなせるだろう」と採用担当者も安心ですね。
求職者にとっても、転職活動の武器として資格を持っていると他のライバルと差をつけられて心強いです。
ところで、多忙な社会人が資格を取得しようとすると、なかなか資格勉強に当てられる時間を捻出することができません。
通勤時間や、ちょっとした隙間時間を有効活用することで勉強時間を増やすという手もありますが、そもそも今取得しようとしている資格は本当に役に立つかどうかを見直してみてもいいかもしれませんね。
このページでは、大手人材会社に勤務している転職コンサルタントが今までの転職成功実績をもとに、「事務職」の転職に有力な資格を紹介します。
2017年11月最新の転職市場のニーズを反映しているため、実際に取得しなくても知っておくべき情報としてチェックすることをおすすめします。
事務系の転職に資格の必要性は職種によって違う
「友達のAさんは何も資格を持っていませんが、一流企業の事務職に転職できました。」など、あなたの周りにも無資格の転職成功例があるでしょう。一般的な事務職の場合、そもそも資格を取らなくても転職できる、と思う方も多いかと思います。
大手転職サイト「リクナビNEXT」で職種未経験歓迎を絞り込み条件に事務系求人を検索してみると、全1706件中1009件がヒットしました。つまり過半数の求人は実際に資格を持っていなくてもいいと言ってもいいでしょう。
「資格不要」は良いことばかりではない!
しかし、「資格不要」と書かれている求人の中身を分析してみると、「資格が必要ないと明言しているのは、正社員でも年収がアルバイト並みの一般事務、営業事務の求人ばかり」ということがわかりました。
一口事務職といっても、社内文書の作成管理や来客応対を主にしている一般事務や、営業の補佐として資料の作成や取引先とのやりとりを主に担当している営業事務は、基本的に資格が不要です。
パソコンの基本的な操作ができればいいので、転職のハードルが低い職種ですが、年収が30代で頭打ちになりキャリア形成がしづらいといったデメリットも存在します。
専門事務を目指すならやはり資格を取っておくべき。
転職サイトの求人を調べてみるとわかると思いますが、好条件の事務職求人は基本的に専門事務であることが多いです。
例えば企業の会計部門を担う経理事務や、輸出入の管理を行う貿易事務など専門性が高い職種は専門事務の中に入ります。
そういった専門事務を目指す場合、資格の有無が問われる上、実務経験を求められるケースも多いです。
事務職の転職におすすめできる資格とは
専門性が高い職種はもちろん、資格不要の求人でもプラスαとして資格をアピールできると優位に立つことができるため、何かしら取得しておくべきです。かといって事務職の転職に有利な資格で考えると、何でも有利ということになりかねません。
まず、取得の対象となり得る資格を全てまとめ、その中から自分に本当に有益な資格を選ぶと効率が良いです。ここでは、昔から人気のある資格を「入門レベル」「上級レベル」に分けてまとめておきます。
入門レベル|事務職全般におすすめの資格
- ビジネスマナーのレベルを証明する「ビジネス実務マナー検定」
- 一般常識のレベルを示す「秘書技能検定」
- マイクロソフトオフィスを扱えることを示す「MOS」
- 得意分野を明確に示す「ビジネス・キャリア検定」
上級レベル|専門事務におすすめの資格
- 経理の即戦力を示す「日商簿記検定」※2級がおすすめ
- 経理事務なら「給与計算実務能力検定」
- 貿易事務や外資系企業など、語学力を証明する「TOEIC」※700点以上が望まし
- 貿易事務への理解度を示す「貿易実務検定」
- 人事・総務へのキャリアアップに有利な「メンタルヘルス・マネジメント検定」
- 職場の環境改善につながる「衛生管理者(第一種・第二種)」
- 年金や保険のスペシャリスト「社会保険労務士」
- 金融業界の受けが良い「ファイナンシャルプランナー」
- 法務への転職が有利になる「知的財産管理技能士」
最後に
おすすめの資格をたくさん紹介してきましたが、取得したい資格を見つけましたか。
好条件の求人に応募しこれから事務職として活躍していきたい方は、まず下記3つのポイントを転職活動でアピールすべきです。
- 社会人としての一般常識がある
- パソコンの操作が問題なくできる
- 専門性の高い実務もできる
社会人が自由に使える時間が限られるため、この3つの力を証明できる資格から取得することをおすすめします。
もし資格についてまだ不明点があったり、転職活動をひとりで進めることに不安を感じたりする場合は、転職エージェントに相談しましょう。
あなたが事務系資格を取得して転職に成功できることを、陰ながら祈っております。