知らないと危険!ヘッドハンティングと転職サイトの決定的な違い
ヘッドハンティングってなに?
言葉は聞いたことがあるけど具体的にはどういうこと?
転職サイトを使った転職と違いはあるの?
という方はたくさんいらっしゃいます。
今回はヘッドハンティングと転職サイトの2つの言葉の意味を説明してから両者の違い、ヘッドハンティングの注意すべき点について述べていきたいと思います。
ヘッドハンティングとは
一般的に考えられているヘッドハンティングとは、エグゼクティブ層、つまり取締役や社長などの役員を中心に他企業がスカウトし引き抜くというイメージがありますが、これは誤解です。
本来の意味でのヘッドハンティングとは、依頼主(企業側)が求める人材を、評判やインターネットを頼りにあらゆる業界から探し出す(スカウトする)ことです。求人を転職サイトに出し、応募してきた求職者から採用するよりも、既に別の企業で活躍している人材を探し出してスカウトする方が有能な人に出会える可能性が高いため、ヘッドハンティングを利用している企業が増えています。
従来は、ヘッドハンティングは海外や外資系企業を中心に採用されていましたが、近年では日系企業でもヘッドハンティングを利用しているところが増えているのが現状です。
特徴として挙げられるものは、転職サービスを利用していない人を含むすべての社会人を対象としているところです。
ヘッドハンティングによる転職の悪い部分は、すべての転職がいい方向に進むとは限りません。対策としては、うますぎる話を信じない、スカウトされたことで自分に自信を持ちすぎない、などです。全てのスカウトが今の職業より良い条件である保証はないし、自分自身に酔いしれれば冷静な判断ができずブラック企業に就職してしまった、ということがあるからです。
転職サイトとは
転職サイトは、その中に掲載されている全ての求人を閲覧することができます。つまり、業界や職種を比較した上で自分の希望に沿った求人を探し出すことができます。自分の好きな時に自分で応募企業を選ぶことができる点において転職サイトは支持されています。
転職サイトを利用すれば、複数の企業を閲覧、応募することができます。また、転職エージェントならば、無料で転職活動について相談できるので有効に活用することができます。
非公開求人から自分に合った案件を紹介してくれるので、じっくり考えることができます。
しかし、転職サイトや転職エージェントは多数存在するので、選び方を間違えれば使い物にもならないし、ただの足手まといとなります。
転職活動の主体はあくまで転職者にあるので、責任をもって行動する必要があります。
両者の違い
上記2つの決定的な違いは、「転職に対して自分で行動し、自身の希望と照らし合わせて企業を探す」か、「転職活動において受け身な態勢でも企業からスカウトは来るが自身の希望する職業ではない可能性が高く、また、いつそのスカウトが来るかわからない」というところです。
ヘッドハンティングを経由して転職する方は、主に現時点で働いている企業の業務が忙しく転職活動ができなかったが、たまたま今の企業よりも条件が良い企業からスカウトが来たから転職した、という人です。また、積極的に転職活動をするほどではないが、時と場合によっては転職をしていと考えている人もいます。
ヘッドハンティングは、転職サービスを利用していない、利用できない状況の人にはありがたい仕組みです。
そのため、転職はしてみたいが、今の地位や給与に満足している人はなかなか転職活動をしようと考えないのが普通ですので、転職の良さをより多くの人に知ってもらうためのツールになります。
転職サイトを利用して主体的に動けば、こんな会社があるんだ、ここの会社は中途採用を行っているのか、など自分の視野を広げることになります。
しかし、転職サイトとはあくまで企業の広告媒体ですので、どんなにブラック企業でも良いことがたくさん書かれています。そのため、ブラック企業の見極めが難しいので転職しても条件が変わらない、ということはあります。ですから、細心の注意を払って企業のことを知ろうとしなければなりません。
ヘッドハンティングの注意点
もし、自分がヘッドハンティングされた場合、どうすべきでしょうか?
重要なことは、自分の将来のキャリアをよく考えることです。ヘッドハンティングは今働いている企業の条件より良いものを提示されることがほとんどですが、給与だけを見て転職を決めてはいけないということをお伝えしたいです。職場の雰囲気や次にやる仕事内容は自分に向いているかを考えましょう。
また、ヘッドハンティング会社を称する詐欺もあります。
他企業からスカウトされれば、自分の能力が認められたことにつながるし嬉しい気持ちになるのはわかります。
しかし、詐欺被害もあるのです。スカウトがきてすぐ退職をしたのに、そのスカウトは嘘だった、ということものです。
いくら自分の会社に不満があっても無職になるよりはマシですよね。転職をする際はきちんと確認してからにしましょう。