面接時に転勤を聞かれたときの回答法
転職を考えている方で、仕事は変えたいけれど今住んでいる場所を離れたくない、と考えている人は少なくないと思います。
勤務地は転職先を決めるうえで最も重要な要因の一つであると思います。
しかし、実際にほとんどの企業では転勤の可能性があります。
そのため、面接時に転勤について聞かれることも多くあると思われます。
様々な理由で転職できない、したくないという人もいますが、皆さんはこのような質問に対してどのように答えていますか?
確実な正解はないと思いますが、どんな答えが望ましいのでしょうか。
いかにリスクを回避しながら、本来の目的である仕事の獲得をすればいいのでしょうか。
この記事ではそのことについて少し考えていきたいと思います。
転勤って必要なの?
皆さんは就職して地方の部署に配属された、という話をよく聞くと思います。
ではなぜ転勤しなくてはならないのでしょうか。
その理由は様々な場合があると思われます。
例えば、地方での事業開拓や地方の人員不足、経験を積むための練習などが考えられます。
理由は様々ですが共通して言えるのは、断ることが出来るのはあまりないということです。
移動は人事部が決めることで、一度決めるとそれを覆すのは難しいでしょう。
また、入社一年目から転勤させられることも少なくないでしょう。
目指していた会社にようやく入ることが出来たのに転勤させられて、こんなはずじゃなかったと思う人もいるかもしれません。
しかし、これはあまりネガティブにとらえる必要はないのではないでしょうか。
ほとんどの人は社会人一年目から自分がやりたいことをできていないでしょう。
最初の何年かはその後のキャリアのための下積みであると捉え、自分の成長を第一に考えるべきではないでしょうか。
転勤は自分が嫌だからと言って確実に避けられるものではありません。
できるだけポジティブに捉えれば、その辛さは少しは軽くなるでしょう。
このように、転勤をただ単にネガティブなことと捉えるのはどうなのでしょうか。
それでも転勤は絶対に嫌だ
上でも述べたように転勤は自分の意志で簡単に避けられるものではありません。
それでも転勤だけは絶対にできないという人もいるはずです。
ただ、入社する前にも面接で、「転勤はできますか?」などと聞いてくる企業は多いでしょう。
そんな時、この会社で働きたいという気持ちと転勤したくないという気持ちの二つが皆さんの頭の中でぶつかり合って、曖昧な回答をしてしまうことがあるかもしれません。
ただ、企業側からしたら曖昧な回答が一番嫌なのではないでしょうか。
ただ、転勤したくない以上、はっきりと「転勤できます。」と答えていいのかと思っている人がほとんどだと思います。
また、面接の場で職を取るか転勤しないことを取るかという重大な決断をしなければならないと考えてしまう人もいるかもしれません。
ただ、それはあくまで面接です。
そこまで大事に考える必要はないのではないでしょうか。
面接はその面接をどうやって通過するかを考えるべきではないでしょうか。
面接では軽く嘘をついてでもこの会社に入社するんだ、という人もいます。
転勤できるかなどという一つの質問にそこまで重きを置く必要はないのではないでしょうか。
職が無ければ転勤なんて考えても意味ないですし、まずは自分がやりたい職を手に入れることを考えるべきではありませんか。
また、地域限定職など元から転勤がないと保証されている仕事もあります。
自分がやりたい仕事に近いものにそういったものがあれば、考えてみるのもありかもしれません。
何社か候補を出そう
転職先を絞りすぎて、その絞った会社の面接で転職について聞かれるとします。
もしそこで転職できますと答えれば、職は手に入る可能性が少し上がりますが、同時に転勤する可能性も上がってしまいます。
反対に、もしそこで転職できませんと答えれば、転勤する可能性は下がりますが、それ以前に職を手に入れることが出来る可能性が下がってしまいます。
皆さんはどちらを選びますか?
多くの人が前者を選ぶのではないでしょうか。
転職活動は職を手に入れるためのものです。
転勤のために職を手に入れられなくては元も子もありません。
そこで複数の企業を受けることをお勧めします。
複数受けていく中で転勤をしなくてもいいという企業も出てくるかもしれません。
受ける企業が少ないとその可能性も低くなってしまいます。
そのため、転職活動の醍醐味でもある職を得ることと、皆さんの希望である転勤をしないという二つの可能性を高めるために、できるだけ多くの企業を受けることをお勧めします。
最後に
転職は大きなリスクがあります。
しかし、それと同時に大きな希望があります。
リスクは人それぞれあると思いますが、皆さんが共通しているのは仕事を見つけたいということです。
面接においてリスクを考えながら最高のパフォーマンスをすることはとても難しいことです。
この記事を参考に皆さんが自分に合った一番良い方法を見つけて面接に挑んで欲しいと思っています。