薬剤師の国家試験に受かるコツとは
こんにちは!
今回は薬剤師についてのあれこれについてお答えしていきたいと思います!
社会人になってから、薬剤師に興味を持ち、転職を考えている人も少なくはないんじゃないでしょうか。
実際、40代になってからも薬剤師試験を受けようとしている人もいます。
最近の既卒の薬学生の合格率の低下、新卒の難易度など解説していきたいと思います。
薬剤師国家試験の合格率はどうなっているの?
まず、薬剤師国家試験の難易度を先にお伝えしたいと思います。
新卒で70~60%と言われています。しかし、これは新卒でのパーセンテージなので、既卒やその他の学生はそれ以下の合格率になるのです。
そして、こんな話を聞きました
「既卒の薬剤師はどうして薬剤師国家試験の合格率は低くなっているのか。」
、ということです。
毎年新卒も含めパーセンテージは変動していますが、既卒の薬学生の合格率は落ちてきています。
それでは実際に「新卒」と「既卒」に分けてみてみましょう。
この表を見て気づいたことはありますか?実はこの表を見ていると、明らかに既卒生の合格率が低いということがわかると思います。
6年制以外の既卒生と、6年生の既卒生を比べてみてもとても大きな差があることがわかると思います。
やはり、6年制の課程で時間とお金をかけ学んできた新卒生にはかなわないことが分かりますね。
6年制の家庭で学んでいない人たちが必死で予備校や自主勉強をし課程の内容を網羅しようと思って、真剣に取り組み短期的に時間を使ったとしても、結果的に厳しいという現実が分かります。
薬剤師国家試験の出題傾向も大幅に変わってきているので、6年制の学校に通っていないという時点で、同じ内容の国家試験を受験するという大きなハンデが存在しているのです。
ですので、その過程を考えてみると、このパーセンテージは当然の結果になっているのでしょう。
では、なぜこのような結果になっているのかを詳しく解説していこうと思います。
何故薬剤師国家試験は受からない?
この問題はただ一つの答えだけではなく、様々な問題が重なり合って複合的な問題となっています。
その実情を解き明かしていきます。
やはり、やる気は低下しており、勉強する環境を維持するのがとても難しくなると思います。
一度失敗した試験にもう一度取り組むというのはとてもつらいことであり、自身をなくしたりすることでしょう。
大学受験でも同じことが言えます。
このような状況を実際に体感したことのある人もいるでしょう。
これは、もちろん薬剤師で浪人した人にも言えることですね。
予備校にも通わず、自分で勉強を進めていくといって、朝から夜まで時間を使ったとしても質が無くては学力を伸ばしていくことは難しいでしょう。
先ほどの合格率を見てもらえればお分かりになると思いますが、薬剤師国家試験についても、大量の科目、問題文量は膨大で年々難易度は上がってきています。
そんな難易度の高い試験に二度も受験勉強をするのは誰にとってもきついものがあります。
また、他の理由として挙げられることが、既卒生になり学生という名刺はなくなり、学習環境や、生活は大きく変わるためです。
実は、人並みに努力しちゃんと6年制で卒業することができれば、そのまま薬剤師国家試験も受かるものです。
ですので、薬剤師国家試験に落ちてしまう人はもともと勉強をちゃんとしてこなかった人が多いことがわかります。
そのうえで学校という環境がなくなるとその人はどうなるのでしょうか。遊びます!
元々ないものを予備校で身に着けることは時間がかかってしまいます。
なので現役生でいるときから勉強する習慣をしっかりとつけましょう。
何歳まで薬剤師に転職可能なの?!
「4年制既卒40歳だけど、薬剤師に転職したい!」
という方もいるかもしれません。
実際40歳で薬剤師に転職することは可能なのでしょうか。
結論から申し上げますと『まず受からない』ということになってしまします。
というのも、4年制既卒で合格率は13%ほどとなっております。しかも、受験勉強から20年ほども遠ざかっていて、勉強するという環境にいなかった場合、同じ効率で勉強をしていくことは難しいでしょう。
同じペースでできる計算でタイムスケジュールを組むべきではありません。
また、40歳を超えていくとどんどん脳は衰えていきます。
高学歴卒の方で、一回目は落ちて二回目のリベンジで受かったというパターンでした。
どれだけ難易度が高いかお分かりいただけたでしょうか。
どのくらいの覚悟を持つべきかというと、
「5年間は最低予備校に通い、朝から晩まで勉強漬けになる」
ぐらいが妥当です。
そのためには「お金」が必要になってきます。
予備校の授業料が大体年間110万~130万くらいですので、受験勉強を始める時点で約1000万円は貯金が欲しいところです。
その条件が厳しいようでしたら薬剤師になる夢はきっぱり諦めるのが良いでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
受かるためには「時間」と、「お金」が必要になることが分かりましたね。
なぜ薬剤師が良いのか、ほんとに薬剤師になりたいかなど考え、他の職業ももう一度検討することも必要かもしれません。